J•JEV 実践ガイド
ホーム/Jev の並列質問:一つの state から複数の判断を得る

基礎の次へ · 実践ガイド

Jev の並列質問:一つの state から複数の判断を得る

修理依頼を例に、同時に聞ける質問と追加情報が必要な質問を分け、人の確認に戻せる処理を設計します。

資料確認日 2026-10-0212 分
このガイドで作るもの

質問・利用条件・次の処理の対応表を作り、無関係な回答で処理が動かないようにします。

先に学ぶこと · Choice・Score・Noul の選び方

設計の手順

01

申告と確認済みの事実を分ける

架空の依頼:「左のイヤホンから音が出ない。10日前に購入し、交換したい」。ユーザーの申告、注文システムの購入日、検査状況を別々に記録します。購入日の申告だけで交換資格を確定しません。

02

三つの小さな質問に分ける

Choice で主な問題、Noul で明示的な交換希望、Score で診断情報の十分さを判断します。分類、希望、情報量を一つの質問に混ぜません。

03

同じ情報で答えられる質問だけまとめる

一つのリクエストに複数の質問を送れます。ただし、音声テストに合格したかはテスト結果が届くまで判断できません。並列化しても情報の依存関係は残ります。

04

回答を使う条件をコードにする

十分な confidence の故障分類だけを診断へ進めます。交換希望は担当者向けの印であり、交換許可ではありません。配送問題なら診断スコアを使いません。項目不足や API エラーは確認へ戻します。

05

処理全体を比較する

同じ依頼と質問版で、まとめた場合と個別の場合の p50/p95、費用、誤り、確認率を比べます。モデル版と処理ログを保存し、公式デモを自分の測定値にしません。

具体例 · 本サイトの架空データ

観察した事実判断コードでの処理
故障の訴え・交換希望・未検査希望と資格は異なる診断へ進め、希望を記録
配送遅延だが診断スコアも返るこの分岐では無関係配送の処理だけ使う
分類が不確実・注文情報なし質問数を増やしても事実は増えない注文を取得するか人へ回す

コピーできる設計例

独自の例です。JSON はリクエストや入力の形、Python は架空スコアの計算のみを示します。API は実行しません。接続前に公式仕様と処理方針を確認してください。

{
  "model": "jev-latest",
  "state": {
    "user_report": "Left earbud is silent; I want a replacement.",
    "order_verified": true,
    "diagnostic_status": "not_tested"
  },
  "questions": {
    "issue": {
      "type": "choice",
      "instructions": "What is the main issue in the user report?",
      "criteria": {
        "device": "Device behavior or malfunction",
        "shipping": "Delivery, tracking, or missing parcel",
        "billing": "Payment or charges",
        "other": "None of the above"
      }
    },
    "replacement_requested": {
      "type": "noul",
      "instructions": "Does the user explicitly request a replacement?"
    }
  }
}
判断を設計する

よくある失敗

  1. 予測した分類を事実として次の質問に渡すこと。元の state を共有し、結果はコードで組み合わせます。
  2. 返った項目をすべて利用すること。まず分岐を選びます。
  3. 一回のリクエストを業務処理の許可と見なすこと。権限と失敗処理も必要です。

TRY / THINK / COMPARE

先に考えてから解説へ

「電池切れか故障か分からない」という依頼で、充電後に直ったかを同時に判定できますか?

解説を開く

できません。今ある情報で分類し、充電テストの結果を得てから state を更新します。予測は観測の代わりになりません。

提出前の確認

  • 質問は一つの概念に絞り、事実の出所を記録する。
  • 回答を使う条件と無視する条件を決める。
  • 失敗・項目不足・不確実性への処理を用意する。
  • 同じデータと版で比較する。

よくある質問

必ず速くなりますか?

保証はありません。往復を減らせますが、実際の条件で測定します。

質問同士は自動で検証し合いますか?

しません。矛盾処理と制約を明示します。

参考資料

公式パターンと Datawhale の実践テーマを参考に、説明・例・演習を独自に作成しています。API の実行結果や性能測定ではありません。